観ることは感じとること
観ることは感じとること_c0138704_8262464.jpg「わ、葉っぱつき!」
かわいくて、スケッチせずにおれなくなります。
じっと、スケッチしていると、あることに気付きました。
絵を描くうえで「観る」とは描くよりも大事なこと、8割観て、2割で手を動かす。
その、「観る」とは、対象物の形だけでなく、たとえばこのりんごがどんな木に生り、どんなところで育ってきたかなどを思い巡らすこと…。
見えない部分まで見ようとする、その行為が「観る」ことにつながっている。
だから、同じものを観ても描く人が違えば当然出来上がりもまったく違う。
ということは、観る、ことで「自分を見る」ことになるのではないか…。
デッサンは一日あけると手が動かなくなる…とかつて受験生のころ聞いたことがあります。
そのころ、それはただ上達が遅れるという意味と捉えていたけれど、
そうではなく、人間は成長し続けるものだということなのかと…。
観ることは、感じとること。
これを続けていくことは、自分自身を知ることになるのではと思います。
by nahonews | 2009-12-16 08:26 | その他 | Comments(2)
Commented by ペンキくん at 2009-12-20 21:46 x
こんばんは。奈穂子さん。
いつも勉強になります。

8割観て、2割で手を動かす・・・
職人の世界にも、段取り8分という言葉があります。

今日の仕事の材料を仕入れ、その日の手順を頭に描いて、今日はここまでやると決めておく。
その段取りがしっかりとしていれば、あとは体を動かすだけ。

もちろん、段取りどおりに行かないときもあるけど、そこは経験で流れを修正する。

経験を積みながら、人間は成長するんですね。
毎日、同じことの繰り返しのようですが、知らず知らず経験という財産を得ているんでしょうね。

明日もがんばります!
Commented by musukari-31 at 2009-12-21 09:35
こちらこそ、本当に勉強になることを教えていただいてありがとうございます。いつも準備不足で慌てることばかりで反省の日々です。段取り八分。
肝に銘じてがんばります。
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