私の本だなから ~2月 「遠くの町と手としごと 」三谷龍二
c0138704_14423027.jpg2月があっという間に終わってしまい、「私の本だな」紹介が3月にはいってしまいました。
2月は「工芸三都物語 遠くの町と手としごと」という本です。
著者は木工デザイナーの三谷龍二さん。
生まれた福井から始まり、京都、そして松本へと手を動かしものを作る著者の思いが旅をするように流れてゆきます。
はっとしたり、ときにどきどきしたり、じ~んと考えたりさせられました。
そして、2月の終わり、京都のモーネで三谷さんのお話会があり、もうワクワクしながら会に参加しました。
この本のなかの特に、「手とこころの関係」の章は読んだとき、なにかどきどきして、なぜだろう?と半日考えて、そうだ「共感」したんだ!という自分に気付いたのでした。(これは単に鈍感というものかな)

以下はモーネの井上由季子さんとの出会いから書かれた文章です。
~ものを作るということは…人間のもっと本能的な部分につながっているのではないでしょうか。
素材に触れるよろこびや、ものが自分の手から生まれるよろこびは、ものを使うよろこびと同じ質のものだから、こんなに複雑な社会のなかで、もっと単純に人が生きていけるということや、手間をかけて暮らすことの気持ちよさ、頭だけでなく手を動かすことの大切さを伝えることも、もの作りの仕事といっていい…もっと単純な仕方で、僕たちは生きていける。どこか遠くへ行かなくても、ここにいて豊かな世界に触れることが出来る~(抜粋)

「生きていく」ということはどういうことか。
なにかと分野別にしがちな(たとえば理系とか文系とか他いろいろ)いまの社会のなかで、そうではなく、
医学も科学も工学も心理学も社会学も経済学も文学も芸術も、他にすべて!は繋がっていると思うのです。
また、ここのところ、その繋がりを見つけたときわ~っとうれしくなる。
なぜだろう?そうです、あとで分けたからです、繋がっているものを分野別にしてややこしくしている!
もっとも人間が最初にかかわる「子育て」と「教育」…。
ここに戻るとつながりがみえる、いたってシンプルだということがみえてくるのです。
by nahonews | 2010-03-05 14:42 | 私の本だな | Comments(0)
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