私の本だなから 4月 ~「桐島、部活やめるってよ」 朝井リョウ
c0138704_20575353.jpg繊細なガラス細工を覗いてよく耳を澄ますと、ガラスの隙間からやさしい音楽が流れている…そんな本。
なんというか、哀しいとかというのではないけれど何度か涙が溢れてきて…胸がキュウンとなる。
やはり、愛おしいという言葉がしっくりくるかもしれません。
交わされる言葉の隙間の交わされていない言葉が17歳を目覚めさせる…。
文章はときどき詩のようになってゆるやかに入ってきます。

特に好きな一節、
「僕らには心から好きなものがある。それを語り合うときには、かっこいい制服の着方だって体育のサッカーだって女子のバカにした笑い声だって全て消えて、世界が色を持つ。」
by nahonews | 2010-04-30 20:57 | 私の本だな | Comments(0)
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