私の本だなから 2月 ~津高家の猫たち  阪神大震災に見舞われて~
c0138704_1512578.jpg3月になってしまいましたが、2月の本だなです。

先月観に行った抽象画家・津高和一氏の展覧会で購入した本。

~本文より~

猫たちは私の少年期以降の人生の折々を凝視しているようでもあった。
悲喜こもごもが交差する哀歓の渦中で、
猫は黙々と不介入ではあったが
点景となっていた。…

利害損得では猫たちとはつきあえなかった。
この小動物たちが、ほんの短い命を
生きながらえることができるのならという思いがあるからである。
そしてこんなに清々と
気持ちのよいということが
なにものにも替えがたいからである。…


写真を見ていて、
あの大震災のあと2週間ほど遺影の傍をはなれない猫たちの姿は、氏の家の中や庭でのんびりとしていたときとどこか違うのです。
何かすべてを感じとり、すべてを受け入れているような、それは猫が持っている本能だけなのでしょうか…。

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by nahonews | 2012-03-03 15:05 | 私の本だな | Comments(0)
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