小さい頃、まだ祖父母がこの家に住んでいたころ、
庭のはずれに無花果の木があった。 それは大きくてしっかりした実をつけていた。 もいでもらって食べた味が忘れられなくて その味をもとめて買って何十年、到底あの味に出会うことはなかった。 ああ、あの味と香り…。 散策した畑の野生の無花果はカラスの食べ残し。 時期を少し逃したせいもある。 白い汁が口についたらかぶれるよ、と注意された、 あの無花果の味と食感は思い出とともに熟成されて二度と味わえないのだと思う。
by nahonews
| 2012-10-19 22:02
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