三沢厚彦 アニマルズプラス ~伊丹市立美術館~
c0138704_1615731.jpg先週初めに、「美術館行かない?」と神戸の友人から早朝メールが来ました。
さっそく、誘われるまま、伊丹市立美術館へ。

伊丹市立美術館も初めてなら、
三沢厚彦氏を私は知りませんでした。

今、もっとも注目されている彫刻家のひとりだそうです。

大きな木彫りの動物…。といえばそれまでですが、観ているうちに、制作過程でどんなことを考えるのかなあとどんどん興味がわいてきました。

彼の子どもたちへのメッセージにとても共感したので、ここで紹介します。


…子どものころおもっていたこと、感じていたことは、いまもそれほどかわっていないようにおもいます。   
 すぐにこたえをだしたり行動にうつしたりしないとだめなときもありますが、そんなにすぐにこたえがでることばかりじゃないとおもいます。 すきなことをつづけていくことで、なにかがすこしずつわかってくることだってあるとおもいます。

 動物は いろいろな形や色をもっていて、大きさもさまざまで、おもしろいなっておもいます。
ぼくが木を彫って動物をつくっているのは、図鑑や動物園でしってあたりまえに存在している動物たちから、いろいろなことを教えられたり、きづかされたりするからです。

 たとえばチーターは、時速100キロのスピードで走ります。 ゴムマリのようなしなやかな筋肉をもっていて、足のつめはスパイクのようにするどく、長いしっぽは方向をかえるために絶妙なバランスをとることができます。 その形や色はうつくしく、かんがえればかんがえるほどすばらしくて、夜も眠れなくなる。 「いったい、だれがなんのために作ったのだろう?…」

 いつもあまりかんがえないことを、ふかくかんがえることでわかってくることもあるけれど、同時になぞもふかまります。 でもそれがまたおもしろい。
 ぼくにとって「彫刻」をつくるということは、そんなことを自分で確認したり感じたりしながら、形にしていくことなのかもしれません。

 みんなも、いつもみているものやしっているものを、すこし角度を変えたり、もっとふかくかんがえたりしてみると、あらたな発見や感動があるかもしれません。

 すばらしいものって、意外とすぐそばにあるのかもしれませんね…。 三沢厚彦 (みさわあつひこ)c0138704_16153937.jpgc0138704_16161757.jpg
by nahonews | 2007-12-12 16:13 | nahonews | Comments(0)
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