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ヒロシマをさがそう~原爆を見た建物~
c0138704_175011100.jpgヒロシマを想像してほしい

目次の前の序文にこう書いてあります。
ヒロシマは原爆ドームだけじゃない。
この本には原爆ドーム以外の数々の被爆建物について、被爆前はどのようなものだったか
爆心地からの距離、そして今どのように使われているかなどを洗い出し、まとめてあります。

広島に行くと、アンデルセン(ベーカリー)によく立ち寄りました。
その広島アンデルセンの建物が、被爆し大破した建物を修復・増築して利用しているものだとは
知りませんでした。
その他にもたくさんの被爆建物について載っています。


ヒロシマを想像してほしい
…しかしなにより被爆者とともに原爆を体験したのは数多くの建物そのものである。
被爆時だけでなく、被爆前にどんな街と暮らしがあったか、被爆後に街と暮らしがどのように歩んだのか、
と想像することもできる。
たとえば、原爆ドームはチェコ人が設計した広島の物産を陳列する建物であったこと、
路面電車の路線は被爆前とほぼ同じで、被爆した電車の2両はいまなお現役で使われていること。
戦前に架けられた橋の多くは華やかな装飾が施され、原爆に耐えた橋は被災者が逃れ、家族を探すルートとなったこと。

若い人、あなたに広島を訪ねて欲しい。
被爆建物やその痕跡を見て歩いて欲しい。
「8・6」当日の、それ以前の街並みや人びとの営みを想像して欲しい。
さらには復興する広島を想像して欲しい。
そして若い人たちにも、あなたにも被爆建物や痕跡の残し方、伝え方を考えて欲しい。(序文より)


未来のために自分にできることは何か…など難しく考えることより、自分が建築に興味があればその興味のある建物まで行ってみる。そんなもの興味なければちょっとお茶しに広島アンデルセンに行ってみるだけでもいい思う。
遠くのかたで初めて広島を訪れるのであれば、まずは原爆資料館に足を運んでください。


本について
タイトル/ ヒロシマをさがそう 原爆を見た建物
著者  / 山下和也 井手三千男 叶真幹
出版社 / 西田書店
by nahonews | 2013-08-06 17:45 | 私の本だな | Comments(0)
私の本だなから 9 ・10月 ~京都レトロ散歩~
c0138704_23112349.jpg京都という街が身近になったのは、息子が京都の大学に通い始めてからかもしれません。
それまではなかなか、近くて遠い、ちょっと敷居が高い、そんなイメージがありました。

京都をめぐるとき、案内してくれる友人がいるとまかせっきり、
ひとりで行くときは、どんより曇っていたら碁盤の目の京都の道をまるで反対に行っていたりと…
たいてい目的地だけで終わってしまう。

今回の本は「 京都レトロ散歩」(PHP)。

~いにしえの時を刻む
 京都のとある散歩道
 そこに木枠のアーチ窓が連なる
 古い洋館がある…

和のイメージの多い京都、この本は明治・大正時代の洋の名残りある建物を
イラストレーターのナカムラユキさんが自身で巡り、写真、文章、イラストすべてを手掛けた本。
京都のモーネンスコンピスでのナカムラユキさんの展覧会で見つけました。
イラストもとってもかわいい。

この本をめくっていると、ひとりでゆっくり京都の街を歩いてみようかな、と思うのです。
京都に行かなくとも電車よく使う日々、バッグにしのばせているこの頃です。
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by nahonews | 2012-10-31 20:50 | 私の本だな | Comments(2)
私の本だなから 7・8月 ~フランスの料理絵本~
c0138704_8453364.jpgもうずいぶん前、20年くらい前でしょうか、
友人とヨーロッパに行ったとき買った絵本。

フランス語は全くわからず、
でもイラストがかわいくて…。

レシピが絵本になっている!と
最初に感動した絵本です。


あれからレシピをイラストにしたりしてきたのは
この絵本の影響かも。


サーモンムース?
ラタゥイユ?

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by nahonews | 2012-08-30 08:48 | 私の本だな | Comments(0)
私の本だなから 5.6月 ~オリベッティ 「コンセプト アンド フォルム」~
c0138704_22505316.jpg学生時代、大学の恩師からいただいたもの。
オリベッティの本をいそちゃん(磯田晧先生のことをみんなこう呼んでいました)からもらった!といううれしさばかりでずっと本棚に仕舞い込んでいました。あらためて開くとデザインの塊のような本。
装丁もシンプル。

「コンセプトアンドフォルム」展
日時 1971年10/8~11/7
会場 東京・芝公園・東京プリンスホテル前庭…

とあるのでオリベッティ社の展覧会記念冊子だと思います。
綴じはなく、長い二つ折りのものの集合です。
毎回開くところが違えば、毎回新しい場面に遭遇するのが面白い。
タイプライターの会社として全盛のころのオリベッティ…。
40年以上経ても美しく、デザインの原点を見るようです。
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内容~

オリベッティ会社紹介  
パーティシペーション(社会と文化への参加)
イメージ  
建築
POP
コミュニケーション
ギフト
リトグラフ
出版
マルティブル
フォルム
キャラクター(文字)
カレイドスコープ(オーディオ・ビジュアル・システム)
オートメーション
ソフトウエア
デザインと空間
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by nahonews | 2012-06-30 10:30 | 私の本だな | Comments(0)
わたしの本だなから 3-4月 ~DAY by DAY~
c0138704_20292894.jpgわたしの本だなの紹介が遅れに遅れて3月と4月ということでご紹介します。

少し前に古本の好きな父から譲り受けた古書。
タイトルは「DAY by DAY]。
1941年のアメリカの本。
子どもたちの学校での学びがイラストとともに書かれています。
英語の文章すべてを読んだわけではないのですが、
学校での授業のみならず、生活を通しての学びがうかがえます。

子どもの表情やしぐさ、またページのレイアウトも参考になります。c0138704_20301686.jpgc0138704_20305074.jpg
by nahonews | 2012-04-09 20:19 | 私の本だな | Comments(0)
私の本だなから 2月 ~津高家の猫たち  阪神大震災に見舞われて~
c0138704_1512578.jpg3月になってしまいましたが、2月の本だなです。

先月観に行った抽象画家・津高和一氏の展覧会で購入した本。

~本文より~

猫たちは私の少年期以降の人生の折々を凝視しているようでもあった。
悲喜こもごもが交差する哀歓の渦中で、
猫は黙々と不介入ではあったが
点景となっていた。…

利害損得では猫たちとはつきあえなかった。
この小動物たちが、ほんの短い命を
生きながらえることができるのならという思いがあるからである。
そしてこんなに清々と
気持ちのよいということが
なにものにも替えがたいからである。…


写真を見ていて、
あの大震災のあと2週間ほど遺影の傍をはなれない猫たちの姿は、氏の家の中や庭でのんびりとしていたときとどこか違うのです。
何かすべてを感じとり、すべてを受け入れているような、それは猫が持っている本能だけなのでしょうか…。

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by nahonews | 2012-03-03 15:05 | 私の本だな | Comments(0)
私の本だなから 1月 ~WHITE  BY DESIGN ~
c0138704_22582033.jpg私の本だな、もう2月になってしまいましたが、1月の本だなです。
ここのところ、本当に寒い。
なぜか本だなから取り出したのは、白を基調としたデザインばかりの本。
まだ、独身だったころ嶋田洋書で買ったもの。
どのページもうっとりしてしまう。
また、ときおりあるモノトーンのページが美しい。
久しぶりに開いて、
東京青山の嶋田洋書に行ったなあ…と思いだします。
あのころは洋書かぶれでした。
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by nahonews | 2012-02-03 22:55 | 私の本だな | Comments(2)
つなみ (THE BIG WAVE)
c0138704_7492230.jpg「『つなみ』という本いいよ、読んでみて」
昨年末、友人からのメール。
図書館で借りたら
THE BIG WAVE(大津波)とありました。
1988年初版の本。
最近改名されているのかもしれません。

…日本という国は美しい。
海はすぐそばにあり、火山もすぐ後ろにある。
しかし人間(日本人)は危険と一緒に生きていることを知らねばならない。
また、危険とともに生きているからこそ命を大切にする…

私自身、なぜこんな危険な狭い日本に住んでいるんだろう…なんて常々おもったことはあります。四方八方海に囲まれていることはいい面もあるが、危険なことのほうが多い気がする。

阪神大震災から17年。
そして昨年の東日本大震災。
地震や津波を一つの自然現象ととらえるだけでなく、
この日本に生きるということはどういうことなのか、
死ぬとはどういうことなのかを、おとなも子どももいっしょになって
もう一度考えていくことが大切なのではないかと思います。
ひょっとしたら、それを考えるために、ときに自然は人間に刃を向けるのではないかと…。

この本をたくさんの子どもたちに読んで欲しい!
そう思います。

著者はあの「大地」のパール・S・バック。
外国人だから書ける、という面もあるのかもしれない。
by nahonews | 2012-01-16 19:11 | 私の本だな | Comments(0)
私の本だなから つづき
c0138704_11343237.jpgうまやのクリスマス、
モノトーンのページも素敵です。

それから、見返しがなんといってもしゃれています。

カバーを外すと本体にも馬とひつじの模様が!
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by nahonews | 2011-12-26 23:45 | 私の本だな | Comments(0)
私の本だなから 12月 ~うまやのクリスマス~
c0138704_23251995.jpg12月、この絵本の紹介が楽しみでした。

繊細でダイナミックな絵はバーバラ・クーニー。
色数が少ないのがより印象的で、力強さを感じます。
松井るり子さんの訳が、シンプルでリズミカルで絵とマッチしています。
これほど美しい絵本を他に知りません。

残念ながら今は手に入らないそうです。
いい絵本が残っていくとは限らない…
とてももどかしいです。

うまやのクリスマス

ぶん マーガレット・ワイズ・ブラウン
え  バーバラ・クーニー
やく まついるりこ

童話館出版
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by nahonews | 2011-12-24 23:11 | 私の本だな | Comments(0)