今月は、古本の好きな父から譲り受けた大正12年発行のイソップ物語。
その中に印象的なお話があったので、かいつまんでですが紹介します。 雲雀が春になって小麦の畑に巣をつくったところ、雛が成長し、小麦も熟してきました。 ある日、畑の持ち主が息子に、「りっぱな小麦が採れる、近所の人を呼んで刈り取る手伝いをしてもらおう。」 と言ったら、これを聞いた雛はびっくりして母鳥に安全なところに引越しして欲しいと言いました。 母鳥は「引っ越すにはおよばない、だけど、農夫の話をよく聞いておいて。」と言いました。 5,6日たつと、農夫は息子に「近所の人は来ないから、叔父さんやいとこのところへ行って頼んで来い。」と言いました。雛はこれを母鳥に告げると、「まだ引っ越すにはおよばない、だけど農夫の話をよく聞いておいて。」 それからほどなく農夫がまた来て、「明日は自分で刈り取ろう。」と言いました。雛はこれを母鳥に告げると、 「あの人も今度は熱心になった、自分の仕事をもう他人に任せないで、自分でしようとするから、さあ、我々の立ち退く時節だ。」 説明には…こう云ふ風に何の仕事でも他人任せにせず自分でやるのが成功の基で、天は自ら助くる者を助くと云ふ事です。(原文通り)
by nahonews
| 2009-02-21 22:32
| 私の本だな
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Comments(2)
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ペンキくん
at 2009-02-24 23:34
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そうですね。
他人に依存しないで自分で考える、行動する。 回り道しても、自分で気づいたことが身に付くのです。 今頃そんなことが実感するなんて・・・ もっと若いうちに行動しておけばと後悔しますが、 今からでも人生は楽しめるとワクワクしている今日この頃です。 奈穂子さん。 ありがとうございました。
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nahonews at 2009-02-25 23:03
ペンキくんへ。こちらこそいつもコメントありがとうございます。 日ごろの忙しさに、大事なことを忘れて過ごしていることに、この本を読んで気付きました。だけど大事なことに気付くのが歳を重ねるごとに鮮明になってくるんです。時間がなくなる~?
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篠原 奈穂子のHP
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