![]() あ、私のためにここある!と変な理由をつけて手に入れた。 35年ほど前の本だが、ハワイに1年間移り住んだ、当時ハワイ大学教授だった加藤秀俊氏の家族の記録。 一週間ほどの観光旅行ではとうていわかるはずのないさまざまなハワイの習慣や人間の姿が書かれている。 また、本の締めくくりには、太平洋を共通の舞台として生きようとしている人間の課題があげられていて、考えさせられる。 …このひろい太平洋の表面の90%が、誰にも所属していない、海の大部分は公海であり、いかなる国家の権力もおよばない。そのことは、われわれにとって、将来の希望にも不安にもつながってゆく… 歴史を学ぶということは、現実を知るということに繋がり、また問題を浮き上がらせ、生きる課題を作ると思う。 ハワイに惹かれるのはなぜか…。自分を知りたければ、まず、惹かれるものを知り、その歴史を学んでいくことだと感じた。 この本の装丁は、粟津潔氏。 表紙、見返し、扉の文様はハワイ諸島の岩に刻まれた絵文字を復刻したもの。 ![]() ![]()
by nahonews
| 2009-09-30 11:42
| 私の本だな
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