![]() 目次の前の序文にこう書いてあります。 ヒロシマは原爆ドームだけじゃない。 この本には原爆ドーム以外の数々の被爆建物について、被爆前はどのようなものだったか 爆心地からの距離、そして今どのように使われているかなどを洗い出し、まとめてあります。 広島に行くと、アンデルセン(ベーカリー)によく立ち寄りました。 その広島アンデルセンの建物が、被爆し大破した建物を修復・増築して利用しているものだとは 知りませんでした。 その他にもたくさんの被爆建物について載っています。 ヒロシマを想像してほしい …しかしなにより被爆者とともに原爆を体験したのは数多くの建物そのものである。 被爆時だけでなく、被爆前にどんな街と暮らしがあったか、被爆後に街と暮らしがどのように歩んだのか、 と想像することもできる。 たとえば、原爆ドームはチェコ人が設計した広島の物産を陳列する建物であったこと、 路面電車の路線は被爆前とほぼ同じで、被爆した電車の2両はいまなお現役で使われていること。 戦前に架けられた橋の多くは華やかな装飾が施され、原爆に耐えた橋は被災者が逃れ、家族を探すルートとなったこと。 … 若い人、あなたに広島を訪ねて欲しい。 被爆建物やその痕跡を見て歩いて欲しい。 「8・6」当日の、それ以前の街並みや人びとの営みを想像して欲しい。 さらには復興する広島を想像して欲しい。 そして若い人たちにも、あなたにも被爆建物や痕跡の残し方、伝え方を考えて欲しい。(序文より) 未来のために自分にできることは何か…など難しく考えることより、自分が建築に興味があればその興味のある建物まで行ってみる。そんなもの興味なければちょっとお茶しに広島アンデルセンに行ってみるだけでもいい思う。 遠くのかたで初めて広島を訪れるのであれば、まずは原爆資料館に足を運んでください。 本について タイトル/ ヒロシマをさがそう 原爆を見た建物 著者 / 山下和也 井手三千男 叶真幹 出版社 / 西田書店
by nahonews
| 2013-08-06 17:45
| 私の本だな
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